フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ (DOJIN選書)
本, 笹原 和俊
によって 笹原 和俊
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内容紹介 津田大介氏推薦! あなたがネットを見ていて感じる違和感――その正体に最先端の科学で迫り、 誰にでもわかる言葉で解説。最良の「ネットリテラシーの教科書」が誕生した。 虚偽情報お断り! 2016年、米国大統領選挙を契機に注目を集めるようになったフェイクニュースは、 いかにして拡散するのか。 本書ではこの複雑怪奇な現象を「計算社会科学」という新しい分野から読み解く。 偽情報を信じてしまう人間の認知特性、その情報を拡散させる情報環境の特徴、 情報過多と注意力の限界などの側面からフェイクニュース現象の全体像を描き出し、 メディアリテラシーやファクトチェックによる対抗手段の有効性を検討。 大量の情報が飛び交う現代、偽ニュースに惑わされないために必読の1冊! 本文より フェイクニュースはなぜ生まれ、どのようにして拡散し、われわれ人類の脅威となるのでしょうか。 その仕組を理解することは、情報と虚偽情報が混在する複雑化社会を生きていくうえで重要です。 本書では、フェイクニュース現象を、情報の生産者と消費者がさまざまな利害関係の中で デジタルテクノロジーによって複雑につながりあったネットワーク、 つまり、「情報生態系(Information Ecosystem)」の問題として捉え、 その仕組みについて紐解いていきます。 目次 第1章 フェイクニュースとは何か 一 フェイクニュースの全体像 二 フェイクニュース小史 三 フェイクニュースの科学 第2章 見たいものだけ見る私たち 一 認知の癖 二 みんなからの影響 第3章 見たいものしか見えない情報環境 一 噓がこだまする部屋 二 フィルターに囲まれた世界 第4章 無限の情報、有限の認知 一 情報過多世界 二 希少資源としての注意力 第5章 フェイクニュースの処方箋 一 偽ニュースを見抜くスキル 二 フェイクに異を唱える社会づくり 終章 情報生態系の未来 内容(「BOOK」データベースより) 2016年、米国大統領選挙を契機に注目を集めるようになったフェイクニュースは、いかにして拡散するのか。本書ではこの複雑怪奇な現象を「計算社会科学」という新しい分野から読み解く。偽情報を信じてしまう人間の認知特性、その情報を拡散させる情報環境の特徴、情報過多と注意力の限界などの側面からフェイクニュース現象の全体像を描き出し、メディアリテラシーやファクトチェックによる対抗手段の有効性を検討。大量の情報が飛び交う現代、偽ニュースに惑わされないために必読の1冊! 著者について 笹原和俊(ささはら・かずとし) 1976年福島県生まれ。 2005年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。 現在、名古屋大学大学院情報学研究科講師。科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任)。 専門は計算社会科学。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 笹原/和俊 1976年福島県生まれ。2005年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、名古屋大学大学院情報学研究科講師。科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任)。専門は計算社会科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ (DOJIN選書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
フェイクニュースを題材にした本は大体が安易なネット批判・保守思想批判の印象。それを今度は科学=理屈・論理で批判するのか(苦笑)と思い、身構えていたが読んでみると意外にも面白かった。読んでまず思ったのが、非常に丁寧に分かり安く伝えようという意志が伝わってくる。科学の話なので難しい内容ではあるものの分かりやすく楽しく読めた。著者も注意喚起してるが、「フェイクニュースを科学で解き明かした、フェイクニュースの全貌が科学で見えた」と捉えるのは危険かつ禁物であろう。「科学で見るとどうもこういう傾向・特徴が見えますね」程度に考える方が良いだろう。読んでて「そりゃそうだろうね」「その比較はちょっとオカシクない?」と色々思う所もあり。そう色々と思考をさせられるところも楽しい。私が本から学んだことは・事実より偽ニュースの方が伝わりやすいし・持続も長い。・同じ考えの人同士でグループになりやすいし、他を拒絶しやすい。ネット環境だとブロックによりさらにそらが加速・顕著になる。(これがフェイクニュースを蔓延させることに)・人間の認知能力(有限)より情報過多だと真偽判定できなくなる(これもフェイクニュースを蔓延させることに)・フェイクニュースへの対抗策はメディアリテラシーとファクトチェックこんなところ。この本はあくまで「ネットにおけるフェイクニュース」について語っているので仕方ないが著者はテレビ・新聞の報道のあり方=誤報・偏向報道、つまりネット以外のフェイク(的)な情報には無関心かつ無防備。本書で朝日新聞のファクトチェックを紹介していたが某ネット番組では「朝日新聞のファクトチェック」のファクトチェックをしたところ嘘がボロボロと。著者がこれを知ったらどう思うだろう(笑)。米国のメディアリテラシー教育についても、それをしてるのが米大手メディアやジャーナリスト(笑)。私から見たら「現役の泥棒に泥棒に入られない方法を教わる」みたいで何とも言ったら良いか…。フェイクニュース議論にありがちだが、テレビ・新聞・ジャーナリストらの情報=取材者・出所がハッキリしてる情報=真実・事実としてる感じにやはりモヤっとしてしまう。ただ、その辺りの話は「事実を知る方法」「事実の伝え方」の問題になってしまうので本書の話題・目的とは大きく外れてしまうのかもしれない。(「著者はあくまでもネットのフェイクニュースの専門家だから…」と思う事にしておく)話は戻るが、フェイクニュースの研究は本当に面白く、単にフェイクニュースだけの話だけでなく自然の摂理のような感じすら受ける。嘘を全て排除したら漫画・小説・ジョークなども嘘として排除されツマラナイ世の中になるだろう。排除するなら悪質な嘘・フェイクニュースのみにしたいがその線引きが難しい。これは自国に外国人を受け入れる難しさ、あるいは「体の中の癌細胞だけを攻撃・排除して他の細胞は一切傷つけない方法論」など色々な物事にも通じる話のようで色々考えさせられた。余談だが、本書ではどこか米・トランプ嫌いの臭いがするなぁと思ったら本書、後の方にその答えらしきものが(笑)。フェイクニュース問題に従事してる方々はみんな反トランプなのかもねと。「嘘を言わない政治家が優秀」でもないし、「嘘つきな政治家は政治に向かない」わけでもない。著者は政治評論家ではないので。本書を読む上で色々気をつけないといけないことはあるが、そこを留意して読む分には「科学的にみるとこういう感じらしい」程度の感じで読む分には面白い本だった。評価は星4つ。
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