銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
本, ジャレド ダイアモンド
によって ジャレド ダイアモンド
4.2 5つ星のうち 87 人の読者
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商品説明 銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか? 否、と著者は言う。そして、その理由を98年度ピューリッツァー賞に輝いた本書で、最後の氷河期が終わった1万3000年前からの人類史をひもときながら説明する。はるか昔、同じような条件でスタートしたはずの人間が、今では一部の人種が圧倒的優位を誇っているのはなぜか。著者の答えは、地形や動植物相を含めた「環境」だ。 たとえば、密林で狩猟・採集生活をしている人々は、そこで生きるための豊かな知恵をもっている。だが、これは外の世界では通用しない。他文明を征服できるような技術が発達する条件は定住生活にあるのだ。植物栽培や家畜の飼育で人口は増加し、余剰生産物が生まれる。その結果、役人や軍人、技術者といった専門職が発生し、情報を伝達するための文字も発達していく。つまり、ユーラシア大陸は栽培可能な植物、家畜化できる動物にもともと恵まれ、さらに、地形的にも、他文明の技術を取り入れて利用できる交易路も確保されていたというわけだ。また、家畜と接することで動物がもたらす伝染病に対する免疫力も発達していた。南北アメリカ、オーストラリア、アフリカと決定的に違っていたのは、まさにこれらの要因だった。本書のタイトルは、ヨーロッパ人が他民族と接触したときに「武器」になったものを表している。 著者は進化生物学者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部教授。ニューギニアを中心とする長年のフィールドワークでも知られている。地球上で人間の進む道がかくも異なったのはなぜか、という壮大な謎を、生物学、言語学などの豊富な知識を駆使して説き明かす本書には、ただただ圧倒される。(小林千枝子) 内容紹介 なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。朝日新聞〝ゼロ年代の50冊〟2000年~2009年に刊行された全ての本の第1位のに選定された名著。 内容(「BOOK」データベースより) なぜアメリカ先住民のほうが逆に旧大陸を征服できなかったのか?各大陸の住民の運命を決めたものとは?ピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞。 内容(「MARC」データベースより) なぜアメリカ大陸の先住民の方が逆に旧大陸を征服できなかったのか? 各大陸の住民の運命を決めたものとは何か? 人類史を動かした様々な要因を詳細に分析し、具体的検証を加える。ピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞作。 著者について 1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、生物地理学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。『銃・病原菌・鉄(上)(下)』(倉骨彰訳、小社刊)はそれらの広範な知見を統合し、文明がなぜ多様かつ不均衡な発展を遂げたのかを解明して世界的なベストセラーとなった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、現在は同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会の会員にも選ばれている。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス国際賞など受賞は多く、『銃・病原菌・鉄』ではピュリッツァ-賞を受賞している。邦訳書は上記のほかに『セックスはなぜ楽しいか』(長谷川寿一訳、小社刊)『人間はどこまでチンパンジーか?』(長谷川真理子・長谷川寿一訳、新曜社刊)がある。 続きを見る
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以下は、銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
読みやすい本ではない。長いし、ある程度の地理歴史知識が前提となる。それでもこの本は現代人として生きる上での必読の一冊だと思う。なぜ、白人は世界を制覇できたのか、なぜ現代社会は白人中心に回っているのか?この問いかけに地理学、歴史学、考古学、医学、生物学、さまざまなアプローチから検証していく。地球で暮らす上での当たりまえがいかに当たり前でないかを知ることができる。また、プロローグとエピローグの文章がともかく素晴らしい。論述的でありながらも哲学的ですらある。これは訳者の腕によるものかもしれない。骨太な読書の喜びを堪能できる1冊だった。
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