肺HRCTエッセンシャルズ 読影の基本と鑑別診断
本, 高橋雅士
によって 高橋雅士
4.2 5つ星のうち 2 人の読者
ファイルサイズ : 22.68 MB
内容紹介 【肺HRCTのパイオニアが贈る、珠玉の“HRCT Lite"】 HRCTによるびまん性肺疾患の読影の基本と鑑別診断を解説した実践的入門書。前半部で基本的な肺HRCT所見を、後半部では日常診療でよく遭遇する各種病態の所見を提示。600に及ぶ写真を収載し、現場で役立つクリニカル・パールが満載。簡潔・明快さを追究し、フルカラーでわかりやすく解説する。放射線科医、呼吸器内科医のみならず、HRCT読影に携わる一般内科医に広く有用。 著者について 訳:髙橋雅士(友仁山崎病院病院長)
ファイル名 : 肺hrctエッセンシャルズ-読影の基本と鑑別診断.pdf
以下は、肺HRCTエッセンシャルズ 読影の基本と鑑別診断に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
肺HRCTについて学習したいと思っていたが簡便に学べるテキストがなかなか手に入らなかった。本書は、他のレビュアーが記しているように、簡潔にHRCTについて記した本で、HRCTについてのoutlineを手に入れたいものにはわかりやすい書物になっているが、訳文がこなれている事をまずは指摘して起きたい。内容はSection 1基本的な肺HRCT所見1章HRCT:適応,方法,被曝線量,正常解剖2章網状影3章結節性肺病変4章肺野濃度の上昇:すりガラス影とコンソリデーション5章肺野濃度の低下:肺気腫,モザイク血流,囊胞性肺病変Section 2各種病態の肺HRCT所見6章気道病変7章肺血管性病変8章肺水腫,びまん性肺胞傷害,急性呼吸窮迫症候群,肺出血9章間質性肺炎10章膠原病11章喫煙関連肺疾患12章サルコイドーシス13章過敏性肺炎と好酸球性肺疾患14章肺感染症15章医原性病変:薬剤性・放射線肺障害16章塵肺17章腫瘍性・リンパ増殖性疾患18章まれな疾患からなっている。本文を読み始めると正常な二次小葉の構造とそれがHRCTでどう見えるかという一般解剖とその見え方を丁寧に解説し、その後の章で、代表的な異常所見をわかりやすいCT写真からより複雑なものへと一つ一つ丁寧に説明してくれて、例えば網状影で、線維化の所見としては蜂巣肺、牽引性気管支拡張像、不整網状影の中でどの所見をより重視するのか、とか、その上下の分布、横断面での分布形態等と鑑別疾患についてを一つ一つ写真を見せながら解説した後に、具体的な診断の行い方を7つのステップに分けながら丁寧に解説する。さらに、それぞれのステップでの鑑別疾患を表を用いて丁寧に解説しており、CT写真を見ながら本文を読んでいくと、自分の背後に著者が座って、モニターの画面を指で指示しながらの丁寧な個人教授を受けた気分になる。私の場合は、スケッチ帳にCT写真を一つ一つ模写しながら読んでいるので、一つの章を読むのに大体2-3時間かけながら読んでおり、やっと3週間ほどかけてSection 1を読み終えたところだが、今まで漠然と読んでいた肺野のCTが、突然別の見え方をしてきたことに感動を隠せない。実は、日本で書かれた本をこの分野では数冊持って一通り読んでいたが、このように丁寧に積み上げるように解説された本と出会っていなかったので、本当に今までHRCTで何を見てきたのかという気分になり、改めて良い本との出会いが大切だということを感じさせられている。さらに良いのは123radiology HRCT of Diffuse Lung DiseaseもしくはAirways DiseasesでYouTubeを検索すると、実際に本書の執筆者のRichard Webb氏とBrett Ericker氏がの講義が見れ、それぞれDiffuse Lung DiseaseとAirways Diseasesについて講義をしており、説明に使用される図も多くが本書と共通で、解説も本書の内容をほぼすべてカバーしている。Totalで90分の講義なので、講義を見た後に本書を読むと、肺HRCTについての要点がしっかりと記憶に残るだろう。追記:頭部MRIについて学習しているときに、画像診断はここまで来たかという思いがあり、感染症を専門とする医師としては衝撃を受けたが、さらに衝撃だったのはアメリカ国立衛生研究所に Center for Infectious Disease Imaging設立されたことだ。確かに現在の画像技術を知れば予想が可能であったが、感染症の原因診断に画像を積極的に活用することにアメリカが国家をあげて着手したのである。アメリカのパワーを知るものとしては5年ほどののちには、大量の情報が吐き出されて、10年以内に各種感染症の原因となる微生物やウイルスの診断に画像技術が現在のようなサブとしてではなく、主役となる時代が到来するのではないかと感じており、ますます画像診断技術について学習する必要性を感じている。
0コメント