介護うつ
本, 清水 良子
によって 清水 良子
3.9 5つ星のうち 11 人の読者
ファイルサイズ : 25.86 MB
内容紹介姉・清水由貴子はがんばり過ぎた。 母娘三人暮らし。要介護5の母の自宅介護を選んだ姉。がんばり過ぎを、妹は止められなかった。 絵手紙に記したつぶやき、未送信の遺言メール。姉が遺した数々の思い出とラストメッセージを抱きしめて実妹が初めて語る姉の死------。出版社からのコメント介護うつ、という言葉をご存知でしょうか?厚生労働省の調査によると、在宅介護者の4人に1人が軽い鬱状態にあり、さらに介護者の年齢が50歳前後の場合、約2割の人が「死にたい」と考える状態にあるそうです。 清水由貴子さんも、死の直前までいつもと変わらず明るい笑顔でふるまっていました。自殺のサインは、ずっと一緒にいる仲のいい家族でさえも気がつかないものかもしれません。今現在、介護をしている方、または身近に介護者がいる方が、ふとしたきっかけで「うつ」のエアポケットに入らないように...そんな願いをこめて、由貴子さんの実妹が覚悟を決めて語った一冊です。内容(「BOOK」データベースより)姉・清水由貴子は父のお墓の前で命を絶った。その傍らには車椅子に座ったままの母がいた…。絵手紙に記したつぶやき、未送信の遺言メール。姉が遺した数々の思い出とラストメッセージを抱きしめて実妹が初めて語る姉の死―。About this Titleあの日も姉はいつもの笑顔で母の車いすを押して出かけていきました。そして、姉は父のそばでふわっと向こう側に渡ってしまった------。姉の亡くなり方は決して許されたものではありません。公の場でいろんな方にご迷惑をかけて、何より母の介護に携わってくださった福祉関係者の皆様に大きな喪失感を与えてしまいました。「由貴子さんのご様子に気づけなくて申し訳ありませんでした」と謝罪に来てくださった方々に、私はただただ申し訳ない思いでいっぱいです。介護自殺の報道があるたびに、「死んではいけない」と全国の介護者の方々を励ます声がたくさん上がります。姉を失ったばかりの頃、私は正直『介護うつ』というものの正体がよくわかりませんでした。それから半年が過ぎ、ようやき気づきました。介護の現場は介護される人と介護者の二者の関係だけではなく、介護者を気遣い、見守る目が必要なんだなと......。介護者を死なせてはいけないのです。私は姉を気遣い、見守るこの目になれなかった。お姉ちゃん、本当にごめんなさい。
ファイル名 : 介護うつ.pdf
以下は、介護うつに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
認知症の母親の介護に疲れ、09年4月に自殺した清水由貴子の実妹によるノンフィクションの手記。母親の介護を自分でやることを決めた姉とのやりとりや、自殺当日の模様までを辿っている。その文章の合間合間に、カラー写真で清水由貴子の数々の遺品が掲載されているのだ。デビュー後にファンから贈られたスナップ写真、愛用していたギター、母にプレゼントした品物、家族が由貴子に贈ったプレゼント、彼女自身の趣味のコレクション、家族写真などなど。そして趣味で続けていた絵手紙、そこに込められたメッセージ。幸せだった頃の清水由貴子の様々な姿が浮かんでくる、暖かな記録の本でもある。肉親の死を記録に残すことは、遺族にとって非常に辛い事だろう。実母の介護に耐え切れず、鬱で死んでしまったのなら尚更だ。しかしそうした苦しさ、哀しさを乗り越えてこの著書をしたためた背景には「もうお姉ちゃんのような人を出してはいけない。介護はひとりで背負い込んではダメ」という清水良子の強い願いが込められているように感じる。姉の自殺当日の様子に触れるページには、未送信だった姉・由貴子の携帯電話のメールが液晶パネルに表示された状態でそのまま載っている。“母ちゃんを連れていく事許して下さい”…随所に泣き顔や手のひらの顔文字を織り交ぜたその哀しさ溢れる彼女の最後のメール文が強く印象に残る。
0コメント