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妖怪学入門

, 阿部 主計

によって 阿部 主計
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内容(「BOOK」データベースより) 「妖怪」―この懐かしくも夢多い“存在”の原型を文学・絵画・芝居・映画の世界にさぐり、彼らが出現するにいたる時代背景を明らかにする。妖怪人気の秘密を解き明かす名著の新装版。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 阿部/主計 1909年(明治42年)東京生まれ。慶應義塾大学文学部国文学科(旧制)卒業。日本推理作家協会名誉会員、戦後探偵文壇の各賞の予選委員等をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ファイル名 : 妖怪学入門.pdf
妖怪学入門を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
本書、往年の名著だとのことであるが、その名に恥じないもの。最初に、妖怪現象を分類し、解説するところは「妖怪学入門」というタイトルの通り。しかし本書は、オカルト系のものでもなければ、科学的に暴き立て、説明してしまおうというものでもない。基本的には民俗学的な視点に基づき、科学的な知見や、歴史学的な検討も交え、バランス良く、常識的なスタンスを貫いている。これは著者が「妖怪」現象に対して抱く親近感、愛情溢れる興味に基づいており、そのことは本書全体のトーンから感じられ、読んでいて気持ちがよい。だから、この手の主題にあって屡々起こりがちな「信じる、信じない」といった性急で粗雑な−−従って不毛な−−議論に陥らず、読み物として品の良い内容となっている。これは、興味本位に墜ちてしまったり、あるいは反対に信念、信仰に関わりかねないこの手の本としては、希有なことである!!!しかし本書の素晴らしさはそのことだけではない。はじめの解説的な部分が終わると、「妖怪紳士録」と題して古今の様々な妖怪を採り上げ、芝居や講談、小説、絵画、さらには映画と蘊蓄の限りを尽くし、縦横に語る。本書の著者、ともかく幅広く深い教養の持ち主であり、歴史や民俗学はもとより、文学、演劇と該博な知識を駆使しての解説に圧倒される!そして著者がひときわ愛情を持っていると思われる、芝居に関して時折漏らされるコメントがまた、歯切れの良い啖呵のようで、面白い!本書、かなりの情報量を捌いているものの、文章のテンポが良く、一気に読ませる名著。こうしたテーマを、本書のような蘊蓄へと引っ張り、読ませてしまうというところが新鮮であり、しかもその手腕がお見事!!!大推薦の一冊!

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